砂漠でゾンビにストーキングされる映画!面白いので感想です。
あらすじ
ゾンビが蔓延る終末の世界、モリーは彼氏のニックと街から脱出しようとしていたが、一人になってしまう。
炎天下の砂漠に、貪欲なゾンビとたった二人取り残され、食糧や水も底をつき、しつこく追ってくるゾンビからひたすら逃げながら空港に向かうが、彼に奇妙な情を感じ始め…!?
キャスト: ブリタニー・アレン フアン・リーディンガー クリストファー・ヒギンズ
監督:コリン・ミニハン
感想(ネタバレあり)
オススメ度:4
レビューを書くにあたり、2度観てみたんですよ。
そしたら、2度目は観ながらも色々考えを巡らせることが出来て良かったですね。
例えば、もし最初のシーンで、彼氏のニックがちゃんとゾンビのスモールを撃って倒してたら…?
私が思うに モリーは母性に目覚めることもなく、ろくでもない女のまま、もしかしたら空港まで行き着いてメキシコまで逃げおおせたかもしれない…けど、決して成長はしなかったでしょうね。
でも“スモール”という、モリーが名付けた一人のゾンビと会話(実際は一方的に話しかけてるだけ)をすることにより、彼女は自分自身に向き合うことになるんですよね。
途中、
「あんたの長所は口答えしないってことね」
みたいに言います。
確かに。
優れたカウンセラーは一切否定をしないで相手の話を上手く引き出しますし、ゾンビのスモールは、名カウンセラーなんでしょうね。
で、砂漠の中でゾンビのスモールにしつこく追われながら、モリーが口汚く彼の悪口を言うシーンが笑えましたね。
確かそこで“スモール”って名前を付けるんですが、ちょっと英語が分かる人ならより面白いと思います。
こういうシーンは今までのゾンビものにはなかったんじゃないかな?
で、
「延々とこの砂漠のシーンが続くのかなぁ…」
と思い始めたところで、話が急展開!
モリー覚醒!
やっとゾンビ映画らしく、ゾンビと闘うカッコいいブロンドヒロインが、かつて自身が見放した息子を助ける為に格闘するドキドキハラハラする展開に!
最後のシーン、結果はどうなったんでしょうか…
見方は色々あるとは思いますが、私は息子と一緒に逃げおおせたんじゃないかと思います。
あの数のゾンビを一人で倒すのはさすがに無理だけど、今までなんだかんだ危ない目に遭いながらも生き延びてるし、彼女はサバイバルスキルがあると思うんですよ。
だからどうにかして隙を見て、息子と逃げて助かったんだと、思いたいです!
この映画は私の中では、今までになかったゾンビものなので、ゾンビもの好きな人には是非おススメしたいです。
それではまた!
ちなみに、ちょっと怖い映画レビュー、他にも書いてます。
暇つぶしにどうぞ。