こんにちは。
最近、英語の勉強はあまり出来ていないんですが…その代わりにスペイン語にちょっとハマっております。
ちょっとずつの亀ペースではありますが、もう一年間は勉強してますかね。
今はまだ初心者なので黙々と独学でやってるんですが、たまに英語学習をしていた時の名残?で、その言語で映画やドラマを観たくなるんですよねー。
で、せっかくなら、色々観ていきながら
「これは面白かった!!」
「スペイン語の勉強に最適な映画かも?」
「このドラマはイマイチ。挫折しちゃった」
…みたいな感想も書いていこうかなと思います。
英語の映画やドラマは選び放題だけど、スペイン語ものってまだまだ情報少なめなのよ…
皆が「面白い!」って言うものが、必ずしも自分に合う訳じゃないしね。
では早速、最近観て面白かった映画を一つご紹介。
『toc toc 』(邦題『OCD〜メンタル・クリニックは大騒ぎ〜)
あらすじ
toc(OCD)=強迫性障害に悩む、年齢や職業、性別、症状も違う6人が、名医がいると噂されるクリニックに治療にやってきた。
だがその名医は飛行機の遅れでなかなか到着せず、しかも6人は手違いで全く同じ時間に予約されていたが、待っている間にお互いのことを理解し始めて…
感想
一言で言うと、めっっっちゃ面白かった!
スペインの映画だからって事で観たんだけど、ナメてた(すいません)。
カオスなシーンが笑える(笑っちゃいけないのかもだけど)ドタバタ劇ですかね。
普通に面白かったよ!
主な登場人物の6人がそれぞれ違った強迫性障害を持っていて、
「こんな疾患もあるのか」
ってちょっと勉強にもなりました。
いつも白い服を着て髪はブランドに染めていて、ウイルスや細菌などが異常に気になってしまい、手洗いが欠かせない検査技師の女性。
(名前もブランカ(白)だった)
日常生活を送る中で、常に数を数えたり、計算をせずにはいられないタクシー運転手の男性。
(常にふざけずにはいられず、物を溜め込むクセもある)
『対照』なものを好み、何でも綺麗に並べたくなる。
床や道路にライン(線)が引いてあると線を踏めない。何としてでも線は避ける、おしゃれインテリイケメン風の男性。
何でも2回繰り返して言ってしまうジムのインストラクターの女性。
エクササイズでは必ず2回繰り返して「アップ、ダウン、アップ、ダウン」とか言うので仕事は問題ない。
というか評判いいらしい。
見かけは故・野村沙知代夫人みたいな、敬虔なクリスチャンのマダム。
出かけた後に水道の蛇口を閉めたか、ガスを止めたか、鍵を閉めたかが常に気になってしまう。
何かあるとすぐに十字を切ってしまう。
(クセで手が勝手に動いてしまうらしい)
見かけは上品でジェントルマン風だが、勝手に口が暴言を吐いてしまうおじさま。
(トゥレット症候群というらしい)
裁判官かなんかになりたかったけど、暴言を吐いてしまうので無理、と諦めた過去がある。
皆、この中の誰かと自分が
「似てる!自分もそういう所ある!」
って共感できるトコロがあるかもしれないんだけど、この映画の登場人物たちは日常生活を送る上で理解されなくて困ったり、人生を楽しめなかったりするんですよね。
程度がひとより大きくて困っちゃうっていう。
自分に当てはまる症状がないとしても、
「こういった症状で困ってる人がいる」
っていうのを知るだけでも勉強になると思いました。
ヒントになるって言うかね。
でもねー、コメディなので重くない。
笑っちゃいけないよなーと思いつつも、思えば思うほどにカオスなシーンが続くとツイツイ笑っちゃってました。
そして皆がだんだん一致団結して清々しくなるし、治る人もいるかもしれないけど、例え完全に治らなくても症状が良くなる人は良くなりそう。
そういうフンワリした所も、リアリティがあるかもしれません。
印象的なのは、役者さん達の演技力!!
それぞれ皆、素晴らしかった…
どうやって役作りしたのかなぁ?って、メイキング映像なんかも観たくなるぐらい上手い人いましたね。
こういうのは日本の役者さんでも上手い人いそうなんだよな〜。阿部寛さんとか。
…で、最後はスッキリ終わりました。
よく分かったような分かんないような感じでしたが、それでもスッキリ。
2回目も観たくなる終わり方で、私は実際2回観ました!
この映画、シリーズ化してもっと色んな疾患も、こんな感じでライトに紹介して欲しいな。
スペイン語について
スペイン語については、私が超初心者なため、殆ど理解できなかったです(泣)。
それでも意識しなくても、数字とか簡単な挨拶、単語なら時々聴き取れて、それだけでもちょっと感動。
もっとスペイン語力ある人なら勉強になりそうかな。
ちなみにこの映画は2021年8月現在Netflixで観れますが、日本語字幕にもスペイン語字幕にも出来ますよ。
最後に
「スペイン語の映画やドラマを見たい!でも学園ものや中南米のドラッグものはちょっとなぁ…」
「精神医学にちょっと興味ある」
って人にはオススメの映画だと思います。
私は結構最後まで飽きずに楽しめましたよ!
それでは読んでくださってありがとうございました〜(╹◡╹)!