はてなブログで10年以上ブログを書いてらっしゃるブロガー、フミコフミオさん。
9月になんと株式会社KADOKAWAから『ぼくは会社員という生き方に絶望はしていない。ただ、今の職場にずっと…と考えると胃に穴があきそうになる。』という本を出版されたということで、kindleでダウンロードして読んでみました。
何故フミコフミオさんの本を購入しようと思ったか
私は元々、彼の読者だったのですが、「面白い話を書くなぁ」「文章が上手だなぁ」と思いながらも、まさかはてなブロガーの中では凄い人だとは露ほども知らず、更新される度に「おもしろー!ぷぷっ」と引き込まれ、次第に彼の記事を読むのを楽しみにするようになっていました。
ブロガーあるあるだと思うんですが、私はブログを書くことに意味を定期的に見出せなくなります。
この記事を書いてる今現在も若干、自分の文章力や語彙力のなさ、幼稚さに嫌になってる状態なんですが、それでも、心の中の水戸黄門の印籠というか、宝物のようにしまいこんで落ち込む度に読み返してる記事があるんです。
それがこちら。
この記事を読んで、ブログを始めた最初の頃の気持ちを思い出したんですよね。
でもすぐ忘れてしまうので、ブログのことで悩んだら読み返してます。
・まずは自分が楽しむこと。
・他人の評価や反応を気にしない。自分の反応を気にする。
・自分なりのブログ(文章)に対する評価の基準を持つ。(ちゃんと伝えたい事を伝えられてるか、とか)
やっぱり十年以上もブログを続けてる方の言うことは含蓄があるなぁ…助けられた…
そういえばフミコフミオさん本出したんだよね?
という感じで興味がすごく湧いてきたので、思い切って買ってみました。
本を読んでみた感想
正直、前半部分は
「サラリーマンに向けたビジネス書かな…?主婦の私にはあまり理解というか共感できない部分が多いなぁ。失敗したかな?」
と思ったりもしたんですよね。たまに自分がフミコフミオさんという上司に叱られてるような気分になってきたりもして、耳が痛いというかね。
…と思いながらも、彼のブログに出てくる人物(眠狂四郎くんが私のお気に入り笑)やその描写が大好きなので、毎日チビチビとちょっとずつ読んでました。
後半からは奥様とのエピソードも増えてきて、主婦の私としては後半ぐらいから面白くなってきてグイグイ読めました。
「(フミコフミオさんの)枕が臭い!」や「洗面台を綺麗にしておいてくれ。吐き気がする」
っていう、奥様に思わず共感してしまったり笑っちゃう話も出てくるんですよね~。
最後の方になると、自身の人生観や、今、生きづらさに悩んでる人に向けてのメッセージもあります。
私に関して言えば…ちょうどこの本を読んでいるその時に、先ほども書きましたが自分のブログのダメさ加減に落ち込んでいたところだったので、そこに彼のメッセージを当てはめちゃって、なんだか励まされてしまいました。
他人にジャッジされるんじゃない、自分をジャッジするのは自分だと。
その言葉で楽になったし、いわゆる‟ゴミ記事”をまた作り出してしまったとして、Googleや誰かに評価されなくても、ゆる~く自分なりにテーマや小さな目標を持ってまたやっていこうかな、と思えました。
ありがとうございます。
なのでこの本は、悩めるビジネスマン(特に中間管理職の方)はもちろん、私のようにブログを書いている方も刺さる部分があるので、興味がもしあれば読んでみると面白いと思いますよ。
エモが好きな方も是非。
それでは今日はこの辺で失礼します、読んで頂きありがとうございました。