これは私がずっと観たかった映画の一つだったんですが、絶望的な状況の中、「どうやって助かるのかな~?」とハラハラしながら楽しめました。
あらすじなど
原題:47Meters Down 2016年 イギリス 90分
あらすじ:
メキシコで休暇を過ごす リサ・ケイト姉妹は、現地の男たちに誘われ、水深5メートルの檻の中で野生のサメを鑑賞する『シャークケージ・ダイビング』にチャレンジする。
大迫力のサメの姿に大興奮する二人だったが、突然檻を支えるワイヤーが切れ、水深47メートルの海底に落下してしまう。
ボンベに残された酸素は少なくなり、無線は届かず、サメの襲来…と絶体絶命の状況の中、果たして二人は生還できるのか!?
キャスト:
マンディ・ムーア(リサ)
クレア・ホルト(ケイト)
サンティアゴ・セグーラ
ヤニ・ゲルマン
監督:ヨハネス・ロバーツ
感想(ちょっとだけネタバレかも)
オススメ度:4
冒頭でも述べましたが、前から気になっててずっと観たかったんですよね。
海底47メートルで繰り広げられる決死のサバイバルって、何だか面白そうじゃないですか?
で、観た感想なんですが…
何事にもアクティブで怖いもの知らずな妹のケイトは、「退屈」と言われ 元カレに振られてしまった慎重派の姉・リサを“シャークケージ・ダイビング”に誘う訳ですが、リサは直前になってもまだ
「やっぱり怖い、やめる」
って嫌がってるのに妹
「Please please please お願いお願いお願い!」
ってどうしてもやらせたがるんですね(笑)。
何だかその時点で私は
妹のケイトはすぐにサメに食われてそのあと姉のリサが覚醒、サバイバルしまくる!
…っていうのを想像しちゃったんですが、そこはそんな単純な話じゃありませんでしたね、良かった。
そして船の上の現地の人たちですが、最初は何か二人にとって嫌な感じに接してたりして、不穏な空気を醸し出してるんですよね…
しかしそこはいい裏切りで、後半から面白くなってくるんですね!
だって船の上の人たちがいなくなったら海底からなんて助かりようもないですしね…
こういう伏線は大好きです。
そして最後のあたりのシーン、悪夢がなかなか終わらない感じで嫌ですね。
こういう持って行き方は、賛否分かれるかもしれません…が、私は意表を突かれるのは好きなので全くアリです!
まぁこれでラストの救いがなかったら怒りますけどね(笑)。
で、最後ですよ!
結局ケイトはやっぱり助からなかったのか、それとも 彼らはリサを助けたあとにケイトも捜索に行くのか!?
私は後者だと思いたいです…!
私は最初、この映画は ただ単なるサメ映画だと思ってたんですが、ここではサメっていう存在は 海底47メートルでの恐怖の材料のうちの一つに過ぎないんだなと思いました。
残り少ないエアで酸素欠乏とか、無線も届かず誰も助けが見込めない状況、潜水病(急浮上は脳障害の危険があり、生命の危険もある)、窒素酔いで意識もうろう、幻覚、海底で一人迷子に…
っていう様々な恐怖。
しかし、ダイビングをしない者にとっては
「窒素の気泡が脳に入ると脳障害の危険がある」
とか
「そこに5分留まって窒素を抜け」
とか(周りにサメうようよいるのに)…
出てくる台詞がすごく専門的に聞こえました。
そして誰も助けが見込めない状況下では、自分自身の知識があるなしで生死を分けるんだな~と。
なので私も「知識つけなきゃ」「不要な知識なんてないな」ってちょっと怖くなりましたね。
最後に
この映画はデカイサメも うようよと出てくるので、
「エグいシーンとかないかなー?怖いな怖いな~(>_<)」
とビビりながら観ていたんですが、それほどでもなかったので、そんなシーンが苦手な人にも純粋にスリルを楽しみつつ鑑賞してもらえると思います。
そして個人的に、主人公のリサには、何だかんだ言いつつちゃんとサメとの写真を撮って、元カレに送りつけて欲しかったですね(笑)。
それでは今日はこの辺で。アディオス!
ちなみに過去に観たちょっと怖い映画たち。
kanon-snowwhite.hatenablog.com
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